私立大学と国立大学の教育費は同じ?親が勘違いしている大学費用の落とし穴とは?
こんにちは、家庭のマネードクター
Yusukeです!
子どもを大学に進学させようと考えている
親にとっては
「子どもを私立大学に行かせようか
国立大学に行かせようか」
悩みは尽きませんよね。
進路選択を考えるときに
学校の成績の心配もありますが
「大学の進学費用」
の心配もあるかと思います。
あなたも知っていると思いますが
大学の費用は高額で
0~18歳までの総額の費用よりも
大学4年間の総額の方が高くなる可能性もあり
一気に教育費の負担がかかってきます。
なので、親としては
「私立よりも国立の大学に行ってほしい」
と思うかもしれませんが
実は、私立大学と国立大学の
教育費の総額が変わらない可能性があることを
知っていますか?
今日は大学の費用について
お話していきます。
なぜ私立大学と国立大学の教育費は同額なのか?
なぜ私立大学と国立大学の教育費は
同額になる可能性があるのかというと
大学生になった時に実家を離れて
一人暮らしをしたときに
「生活費」
がかかるからです!
生活費ってどのくらいかかるのかというと
実家暮らしの家庭の場合は食費くらいなので
40万円も行きませんが
一人暮らしの場合だと
家賃や光熱費も必要なため
110万円くらいかかります。
国立大学の学費は50~60万円前後
私立大学の学費は大体80~100万円前後
と1.5倍近くかかりますが
生活費のことを考えると
「国立大学の学費+1人暮らしの費用=私立大学の学費+実家暮らしの費用」
となるのです!
自宅と下宿、私立大と国立大でどのくらいの差があるのか?
なぜ私立大学と国立大学で同じ費用になるのか
分かったところで
次は実家通いと一人暮らし、私立と国立の大学で
それぞれどのくらい費用に違いがあるのか
データを見ていきましょう!
【国立大学+自宅】
約110万円/年
4年制大学で総額約470万円(入学金込)
【国立大学+下宿】
約171万円/年
4年制大学で総額約714万円(入学金込)
【私立大学+自宅】
約177万円/年
4年制大学で総額738万円(入学金込)
【私立大学+下宿】
約239万円/年
4年制大学で総額約986万円(入学金込)
(日本学生支援機構「平成26年度学生生活調査」の
「居住形態別・収入平均額及び学生生活費の内訳(大学昼間部)」より引用)
平均値を取ってみた統計ですが
やはり国立大学+下宿と
私立大学+自宅で
4年間の総額の教育費は
そんなに差はありませんね!
親は大学の費用についてどう考えるべきか?
では統計を元に
子どもの親は教育費について
どう考えたらいいのかというと
子どもに私立大学進学の選択肢を与えること
大学の学費だけに目が行くと
「私立は高いからダメ」
と言ってしまいがちですが
統計を見ると私立大学の自宅通いの場合
国立大学の下宿と変わりありません。
自宅から通える私立も選択肢に入れて
進路を考えると
将来学ぶことが可能な専門分野も増え
子どもの学業のモチベーションも上がります
学費を把握して教育費を貯める
統計の数値を見ればわかることですが
同じ私立でも実家通いと一人暮らしでは
教育費の総額が全然違います。
早い段階で子どもとどんな大学に行きたいのか
話すことで、
「下宿させないといけないから
もっと教育費を準備しないと」
「奨学金を利用することも考えないと」
と様々なことを考えられるようになります。
できるだけ早く子どもと将来の進路について
話し合いをしましょう!