奨学金と教育ローンの違いとは?
こんにちは、家庭のマネードクター
Yusukeです!
子どもが大学進学や専門学校に行くときに
使うかもしれない
奨学金と教育ローンの制度ついて
ちゃんと理解していますか?
「奨学金とか教育ローンとか必要だけど
いまいちよく制度が分からない」
「学校で説明を受けたけど
複雑すぎて理解できない」
「奨学金と教育ローンって何が違うの?」
など色々な疑問があると思います。
今日は奨学金と教育ローンの違いについて
お話していきます!
奨学金とは?
なぜ奨学金の制度があるのか
なぜ奨学金の制度が導入されたのかというと
①経済的に恵まれない人を助ける目的
②学業などが優秀な人を応援する目的
という2つの目的があります。
最近は高校卒業後に
大学・専門学校に進学する割合は
50%を超えており、何らかの学校に進学することが
当たり前となっています。
一方で4年制の大学は学費だけで
国立だと200万円
私立だと400~500万円も4年間でかかり
子どもが18歳になるまで資金を準備するのは
家庭にとってかなりの負担です。
そこで教育資金を国が一時的に借り出し
子どもが社会人になった時に子ども自身が
返すという流れであり
現在二人に一人の学生が
奨学金を利用しています!
特徴について
奨学金の特徴としては
学生本人が契約して学生自身が借りた奨学金を
返済していかなければならないということです。
4年間で計100万円を借りた場合
社会人になってから半年後に
子ども自身が毎月○○円ずつ
返済していかないといけません。
また奨学金は基本的には
月々○万円で学生自身に支給されます。
入学後に100万円一気に支給されるわけでなく
少しずつ支給されるということです。
また、奨学金を借りたい学生全員が
借りられるわけではなく
奨学金を借りることができるかどうかの基準は
借りる学生の学業成績や家庭の収入により決まります。
種類のついて
一般的な奨学金だと
・第一種(無利息)奨学金
利息の付かないローンで月2~6万円ほど借りられる
・第二種(利息が付くタイプ)奨学金
利息の付くローンで月2~12万円ほど借りられる
・給付奨学金
ローンではなく受け取ったお金は返す必要のない
給付型の奨学金。月2~4万円受け取れる。
などがあり他にも
大学独自のものや企業が作った奨学金もあります。
教育ローンとは?
なぜ教育ローンがあるのか
教育ローンについても奨学金と同様
高額な教育費を準備できない、一度に払えない
家庭の負担を減らすための目的でできている制度で
子どもの親がローンを組んで
○○年間で返済していくことで
教育費の負担を分散することができます。
特徴について
教育ローンは子どもではなく親が契約して
親が返済していくという仕組みになっています。
また、月○万円で支給されるのではなく
一括で○○万円支給されます。
返済は子どもが卒業してからではなく
教育ローンを借りたその次の月からスタートします。
種類について
大きく分けて国(日本政策金融公庫)のものと、
銀行、信用金庫、信販会社やノンバンクなど
民間の金融機関のものがあります。
国の教育ローンは
最大350万円借りることができ
年齢制限や審査に時間がかかります。
一方民間の教育ローンは
最大300~500万円借りることができ審査も早いですが
金利は国のものより高めです。
奨学金と教育ローンの違い
借りる人
まず契約する人、つまり借りたお金を返済するのが
親なのか子どもなのかの違いがあります。
奨学金の場合は子ども自身
教育ローンの場合は親ということを理解しましょう。
金額
奨学金の場合は月々○万円で
子どもである学生に支給されます。
奨学金の種類によって様々ですが
併用したりすることで月2~20万円ほどを
借りることができます。
総額で1000万円以上借りることも可能です。
一方で教育ローンは借りたら月々給料のように
支給されるのではなく一括で300~500万円借りることができます。
金利
奨学金については返さなくてもよいものや
無利息のものもありますが
利用する人が多いであろう
第二種奨学金は利息があります。
年0.01~0.3%程となっています。
また最大でも年3%以上は高くなりません。
一方教育ローンは
国の教育ローンの場合、年1.8%前後
民間のものだと年1.5~4.0%となっており
かなり差があります。
奨学金と教育ローンどちらを使うか
奨学金は教育ローンと比べて
低金利ですし、4年間の合計だと
教育ローンより多く利用することができます。
まずは教育費として金利の負担が少ない
奨学金を利用することを考えましょう!
また教育ローンについては
学校の成績に関係なく
申し込むことができるというメリットや
一括で500万ほどの金額を受け取ることができます。
学業成績の関係から奨学金を利用できない人は
教育ローンを活用してもいいかもしれません。
また入学金や前期の授業料は
入学前、もしくは4月ごろに支払わないといけません。
奨学金は早くて4月から毎月支給されるものなので
入学金や前期の授業料に間に合いません。
入学金等を家庭で準備できない場合は
入学金や前期の授業料のために
教育ローンを借りるという方法を使うこともできます!
まとめ
奨学金と教育ローンは
混同するとは思いますが
それぞれ全く異なるもので
メリット・デメリットがあります。
あなたにとってどちらを利用することが
いいのか考えて利用しましょうね!