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子どもが奨学金を利用するときに注意すべき2つのリスクを回避する方法とは?

こんにちは、家庭のマネードクター

Yusukeです!

 

もしかするとあなたは聞いたことあるかもしれませんが

奨学金って学生の二人に一人は利用してることを

知ってましたか?

 

かなり高い割合ですよね?

 

今や大学進学と奨学金

セットで考える時代となりましたが

 

子どもに奨学金を利用してもらおうと
考えている親は

 

奨学金を借りるリスク」

 

をしっかりと子どもに伝えられてますか?

 

 

今日は子どもには奨学金を利用してもらおう

と考えているあなたに、

 

奨学金はどんなリスクがあるのかと

そのリスクを回避する方法についてお話します!

 

 

2つのリスクについて

 

 

実は学校の奨学金説明会などでは

話してないかもしれませんが

奨学金には

 

奨学金破産のリスク

・住宅ローンを借りられないリスク

 

の二つのリスクがあります。

 

奨学金破産のリスクとは?

 

 奨学金破産者は毎年3000人いる

 

 

 

 

まず奨学金を借りることのリスクとしては

奨学金破産に陥るリスクがあります。

 

奨学金破産とは

学生が国の奨学金制度を利用したものの、

返済の目途が立たずに自己破産するです。

 

データによると

奨学金関連の破産は3000人前後の状況が続いており、

16年度は過去最多の3451人となっています。

 

 

なぜ奨学金破産するのか?

 

なぜ奨学金破産をするのかというと

まずそもそも

 

奨学金は借りているもので

社会人になったら返済しなければならない」

 

という当たり前のことを知らないからです。

 

データによると奨学金の返済滞納者の

半分が、奨学金を借りる前に

 

奨学金は返済義務がある」

 

ということを知らずに利用しているそうです。

 

後先考えずお金を借りてしまい

いざ社会人になった時に

返す手段がないということですね。

 

それから

「就職後、収入が低く返済できない」

といった理由もあります。

 

正社員ではなく非正規雇用で働きながら

奨学金を返す場合、

 

実家暮らしならまだ負担は軽いですが

一人暮らしだと、月1~2万円は重く感じます。

 

住宅ローンを借りられないリスクとは?

 

 

 

奨学金を借りるときに注意すべき

2つ目のリスクとは

 

「返済する子どもが将来住宅ローン

を借りられない」

 

というリスクがあるということです。

 

もちろん、奨学金を借りている人全員が

住宅ローンを借りられないわけではありません。

 

奨学金を返済していて住宅ローンを借りられない人の

特徴は2つあります

 

奨学金を滞納した経験がある

 

まず1つが奨学金を滞納した経験がある人です。

なぜ、滞納した人は住宅ローンを

借りられない可能性が高いです。

 

なぜかと言うと、金融機関が住宅ローンを融資するときに

最も危惧することは

「ローンの滞納」と「自己破産などの債務不履行」です。

 

要は、期限までに予想していたお金が返済されないと、

金融機関の収支が狂ってしまうから

嫌がるというワケです。

 

また、金銭に関しては

人によってルーズかどうかが分かれます。

そのため、

 

「ほかの借り入れで滞納したことがある人は、

住宅ローンも滞納するだろう」

 

と判断されるというワケです。

 

「滞納したって言わなければばれないんじゃ?」

 

と思うかもしれませんが

 

金融機関はあなたの子どもが滞納しているかどうかを

「信用情報」という履歴を

見ればわかってしまいます。

 

信用情報と呼ばれる履歴には、

過去の延滞や作成したクレジットカード、

そして自己破産などの履歴なども全て記録されるので

 

例えば奨学金を滞納した場合

あなたの子どもの信用情報に

奨学金滞納が記録されてしまい

金融機関に確認されるのです

 

ちなみに、信用情報の履歴は

ローンを返済してから5年後に消えます。

 

例えば奨学金を滞納してしまい

40歳で返済した人は45歳で滞納の履歴が消えます。

なので45歳からでないと住宅ローンを

借りられない可能性もあります。

 

返済比率が基準を超えている

 

滞納をしたことがない場合は

返済比率の問題を考えないといけません。

 

返済比率とは、

「年間の返済額が年収の

どのくらいの割合を占めているか」を

数値化したもので、

 

計算式は「年間返済額÷年収」になります。

 

例えば、年間返済額120万円(月々10万円)で

年収450万円場合には

返済比率は26.6%(120万円÷450万円)になります。

 

金融機関によって返済比率の基準は異なりますが、

 

大抵の金融機関は

「年収400万円未満で返済比率30%以下」

「年収400万円以上で返済比率35%以下」

と設定しています。

 

仮に、年収390万円で、年間返済132万円(月々11万円)の

住宅ローンを借りるとします。

 

その場合の返済比率は33.8%(132万円÷390万円)になるので、

返済比率的に審査は否決となります。

 

返済比率がオーバーしている場合で

審査に通ることは、ほとんどないです。

 

奨学金の返済額が多いと

その分住宅ローンの返済額を

減らさないといけないので

あなたの子どもが購入できる住宅に

制限がかかってしまいます。

 

2つのリスクを回避する方法とは?

 

 

 

奨学金破産や奨学金滞納による住宅ローン借入不可

を回避するためには

 

借りる前に奨学金は返済するものだと
理解してもらいましょう

 

まず奨学金はローンだということを理解してもらい

大学卒業後に月々返済しないといけないということを

分かったうえで借りるように子供に言いましょう。

 

卒業後に月々いくら返済していくのか計算し把握する

 

奨学金を借りることを決めて

借りる額を決めたら

社会人になった後に月々いくら返済しないといけないか

計算しましょう。

 

例えば利息0.5%の第二種奨学金を月5万円、
4年間借りた場合

総額240万円になり

15年間、月々13,874円を返済することになります。

 

限度として月々5万円以上の返済は

払えなくなるリスクが高くなるので

借りる額を見直しましょう。

 

減額返済する

 

日本学生支援機構奨学金の場合、

災害や経済的困難、傷病のために奨学金返還が難しいとき、

一定期間、返済金を半額にしてその分、

返済期間を延長することを願い出ることができます。

 

返済期限を猶予する

 

また、半額でも支払いが困難な場合は、

一定期間、支払いを猶予してもらうこともできます。