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専業主婦は確定拠出型年金すると損って本当?確定拠出型年金を味方につける方法とは?

 

こんにちは、家庭のマネードクター

Yusukeです!

 

あなたは確定拠出型年金って

聞いたことありますか?

 

 

お近くの銀行に

「確定拠出型年金始めましょう!」

みたいな看板があったり

 

テレビを見ていると

よくCMが流れているので

知っている人も多いかもしれません。

 

専業主婦の方はそういったお得な情報に

敏感なので、

 

「年金心配だし、なんかお得そうだから

確定拠出型年金を始めてみよう!」

 

 

と思いすでに始めている方も

多いかと思いますが

 

実は専業主婦の人のほとんどが

確定拠出型年金をすることで損しているのを

知ってますか?

 

今日は、確定拠出型年金とは何か?と

なぜ専業主婦が確定拠出型年金をすると

損することになるのかなどお話します

 

 

 

なぜ損なのかの前に確定拠出型年金の制度を確認しよう

 

なぜそんなのかを話す前に

確定拠出型年金の仕組みについてお話します

 

確定拠出型年金の種類

 

そもそも確定拠出型年金とは2つ種類があります

それは、「個人型」と「企業型」の2つです!

 

 

どのような違いがあるのかというと

個人型は自分でお金を出して年金を積み立てます。

一方、企業型は会社がお金を出して年金を

積立てます。

 

今回話す、専業主婦がすることができる

確定拠出型年金は個人型になります。

(以下、個人型確定拠出型年金)

 

個人型確定拠出型年金の仕組みとは?

 

個人型確定拠出年金とは、自分で作る年金制度のことで

日本在住の20歳以上60歳未満の方ならだれでもできます。

 

加入者が毎月一定の金額を積み立て

あらかじめ用意された定期預金・保険・投資信託

といった金融商品

 

自ら運用し、60歳以降に年金または

一時金で受け取る仕組みになります

 

お金を積み立てることができる上限・下限はあるのか?

 

個人型確定拠出型年金は

月額5,000円からはじめることができます。

 

それ以上積み立てたい場合は

1,000円単位で上乗せできますが、

加入者のご職業等によって上限金額が

定められています。

 

【自営業者】

月額68000円まで

 

【会社員】

月額12000~23000円まで

(会社の年金制度によって変わる)

 

【公務員】

月額12000円

 

【専業主婦(夫)】

月額23000円

 

個人型確定拠出型年金の3つのメリットとは?

 

個人型確定拠出型年金を利用すれば

3つのメリットを受けることができます

 

 

それは何かというと

 

①積立金額すべて「所得控除」の対象で、

所得税・住民税が節税できます。

 

②運用で得た定期預金利息や投資信託運用益が

「非課税」になります。

 

③受け取るとき
公的年金等控除」「退職所得控除」の対象です。

 

というように税金面で優遇されます。

 

確定拠出型年金の2つのデメリットとは?

 

しかし個人型確定拠出型年金の注意してもらいたい

デメリットが2つあります。

 

60歳になるまで、引き出すことはできません

 

確定拠出型年金は年金の準備のために

積み立てるという制約がある代わりに

たくさんの税優遇があるのです

 

60歳で積み立てたお金を引き出せるのは

積み立てていた人が亡くなったり

障害を負った場合のみ一時金として引き出されます。

 

月額手数料がかかる

 

国民年金基金連合会や

口座を開いた金融機関に

口座を管理するための手数料を

毎月払わないといけません。

 

金融機関により様々ですが、

年間2000~7000円かかります

 

個人型確定拠出型年金で損する理由とは?

 

「こんなに税金の面で優遇されているし

60歳まで引き出せないことに気を付ければ大丈夫」

 

「月々管理費がかかるけどその分得できてそうだし大丈夫」

 

 

と思っているかもしれませんが

実はそうでない専業主婦が大半です。

 

なぜかについてお話していきます

 

専業主婦は税の優遇を受けられない

 

専業主婦の人は

ほとんどの場合働いておらず収入が最大でも

150万円の人が大半でしょう。

 

その場合、所得税・住民税はどうかというと

 

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また、住民税は課税所得の10%です。

 

例えば、年間120万円の給与がある主婦の場合

控除により17万円分しか課税対象とならないので

 

所得税

17万円×5%=8500円

【住民税】

17万円×10%=17000円

 

計25500円しか税の優遇を受けないのです。

 

まだ年間120万円収入がある場合ならいいですが

年間103万円以下の収入の主婦は

所得税・住民税を払う必要がありません。

 

なので、税の優遇を受けることができません。

 

元本保証型を選んでしまっている

 

主婦の方のみならず

多くの日本人は確定拠出型年金の積立に

元本保証型の商品を選びがちです。

 

元本保証型の商品とは

文字通り元本が確保されている金融商品

具体的には定期預金や年金保険を対象とするものです。

 

リスクは取りたくないという人や、

何に投資してよいかわからないがとりあえず

確定拠出年金に加入したい場合などに

選択するとよいとされています。

 

サラリーマンの場合、元本保証型を選んで

積立額があまり増えなくても

税の優遇を受けられお得ですが

 

専業主婦の場合、元本保証型を選ぶと

税の優遇も受けられず、積立額も

増えないので何もお得ではありません。

 

管理費の分、損している

 

 

専業主婦の方で個人型確定拠出型年金をして

しかも元本保証型を選んでいる場合

何も得しないことは話しましたが

 

お得でないだけでなく

損することになります。

 

なぜなら個人型確定拠出型年金は

月々に管理費を取られます。

 

年間で2000~7000円なので

積立額に変化がないと

その分毎年損することになります。

 

何をすれば損しないのか?

 

 

専業主婦は個人型確定拠出型年金をしない

 

もしまだ個人型確定拠出型年金を

始めていない場合は、自分の年収を確認し

やって税の優遇を受けられるか確認しましょう。

 

大半の専業主婦は税の優遇を受けられないので

その場合、専業主婦ではなく働き手の夫に

してもらうようにしましょう。

 

定期預金などの元本保証ではなく運用率の高いものにする

 

もしすでに始めている場合

あなたは分からないのかもしれませんが

損していることになります。

 

既に払った積立金は60歳まで

引き出すことができないので

毎年管理費で損することになります。

 

なので、損しないように

元本保証型を元本確保型以外の金融商品に変えましょう!

 

主として投資信託になり、元本確保ではないことから、

元本割れの可能性もあり、

元本確保型に比べてリスクは大きいものの、

その分リターンが期待できる金融商品です。

 

 

元本が保証されておらず怖いという方も

いると思いますが

 

投資信託でリスクを分散させることと

長期で分散して投資し時間分散することで

元本割れの危険を回避する可能性を

高めることができます!

 

今すぐ、あなたの個人型確定拠出型年金を

見直してみましょうね!