終身保険を早期解約するときのリスクとは!?
こんにちは、家庭のマネードクター
Yusukeです。
あなたは万が一のことがあって
お金が足りなくなっても
「終身保険を解約すれば
払った保険料分
返ってくるから大丈夫!」
と思って終身保険を契約していませんか?
今日は
終身保険の落とし穴についてお話します。
解約返戻金のしくみ
そもそも終身保険は
亡くなった時に備えるためのもの。
あなたが払った保険料は
保険会社によって運用され
被保険者が亡くなったときに
備えて準備されています。
この保険会社が
あなたからもらった保険料を
運用して、いざというときに準備している資金を
「責任準備金」といいます。
あなたが終身保険を解約した時にもらえる
解約返戻金はこの責任準備金から
出されるお金なのです。
「解約返戻金≠責任準備金」
注意してもらいたいのが実は
「解約返戻金=責任準備金」
ではないということです!
保険にもよりますが保険料を払い始めてから
1~15年目までは
「解約返戻金<責任準備金」
15年を過ぎてからようやく
「解約返戻金>責任準備金」
となります。
つまりこの場合保険料を払ってから
15年を過ぎるまでは、
あなたがそれまでに払ってきた保険料分を
下回る解約返戻金しか戻ってこない、
損をするということです!
なぜ、こんなことが起きるのかというと
解約返戻金としてあなたの元に戻るお金は
責任準備金から解約控除額というものを
差し引いた金額だからです!
「解約返戻金=責任準備金-解約控除額」
なぜ解約控除のしくみがあるのか?
なぜ、解約控除額があるのかというと
保険会社は短い期間でお客さんに
保険を解約されてしまうと大赤字となるからです。
なので、赤字分を補うため解約控除額という
手段を取っています。
もちろん、亡くなったときには
解約控除額など関係なく
死亡保険金があなたに支給されます!
終身保険を契約するときは
「契約してから○○年以内に解約するのは損だ」
ということを考えて
○○年以内に解約しないことを前提に
契約しましょうね!